院長 石原 広
経歴
昭和63年 札幌市立円山小学校 卒業
平成 6年 札幌市立向陵中学校 卒業
平成 9年 札幌光星高校 卒業
平成10年 昭和大学歯学部 入学
平成16年 昭和大学歯学部 卒業
平成16年 昭和大学院歯学研究科 入学
(高齢者歯科学専攻)
平成20年 昭和大学院歯学研究科 卒業
平成20年 昭和大学歯学部高齢者歯科学講座 助教
平成22年 鳩が丘歯科クリニック 勤務
平成25年 鳩が丘歯科クリニック 退職
平成25年 北円山クリエイト歯科 開業
資格
歯学博士
札幌市立日新小学校 学校歯科医
日本老年歯科医学会 老年歯科専門医,評議員
昭和大学歯学部高齢者歯科学講座 兼任講師
趣味
ランニング(北海道マラソン、千歳JALマラソン完走!!)
特技
スキー(S.A.J技能検定1級)
医者の本来の目的は「病気になった人を治すこと」よりも「健康な人を増やすこと」です。
こんにちは北円山クリエイト歯科の石原 広です。
私はこの地に開業して10数年、歯科医師になって20数年、多くの患者さんに歯科を通して携わらせて頂きました。「口の中に不調がある」「むし歯ができたかも」「歯の色が気になる」等十人十色のご要望があり、誰一人として全く同じ背景の方はいらっしゃいません。患者さんそれぞれの価値観があることに気づかされます。
私にお話ししてくださる来院者さんは、お口の状態が改善され、長期的にも不調和をきたさないで仕事や学業、家事など生活を少しでも安心して豊かに送りたいと思ってお話しくださるのだなぁといつも感じます。
私は大学で6年間、大学院で4年間、虫歯の削り方や冠のかぶせ方、入れ歯の作り方などを学びましたが、それはまず虫歯があること、歯が抜けてしまっていることが前提の学問のため、いかに上手く削るか、いかにきれいな歯を作るかといったテクニックに重きが置かれてきたように思います。開業後も様々な研修会、セミナーに参加して治療技術を研鑽してきました。
それはもちろんとても大切なことですが、そこには医療従事者が陥りやすい罠があります。
たくさん勉強しているのだから、来院者さんの価値観よりも私たち歯科医療従事者の価値観が上回り、患者さんの健康観は所詮シロウトのもので、専門家の健康観の方が優れているという考えが起こりえます。医療者側の一方的な治療方針で医療サイドのほうが立場が上という関係です。
実際に私も大学勤務時代は恥ずかしながら、このような考えに陥っていました。
それから、地域に出て来院者さんとたくさんお話ししながら、地域の歯科医療にとっての根底にある価値観に気づかせていただきました。
「人を見ずに病を見る」一番陥ってはならないことです。
だから、いっぱいお話してください。
あなたが思っていることを。今日どんな気持ちで来院されたのか?心配していること、不安に思っていること。歯よりも自分が大切にしていること(笑)などなど・・・
まずはあなたが何を求めていて、何を求めていないのかなど、本質的な健康への価値観を教えていただきたいのです。
「そんなことを私は望んでなんかいなかったわ!」「そんな・・君のためを思ってやったのに」皆さんも経験ありませんか?「あなたのため」と思ってやったことが伝わらなかった経験が。そんなとき、つい相手のせいにしてしまいがちですが、よくよく考えてみると、自分だったら喜ぶ「あなたのために」を相手に押しつけていた、自分のための「あなたのため」だったことに気付きます。医療の場でもよくある風景です。
健康を創る主役は我々医療者ではありません。来院されるあなたです。
医療は専門家としての健康観を押しつけるのではなく、まずはあなたの健康観を知ること、
すべては相手を受け止めるところから始まると私たちは考えています。